太田市野球連盟(小暮広司会長)は、学童野球の障害予防と早期発見を目的に、昨年12月25日(日)関東学園大学体育館で小学4〜5年生のバッテリーなど(108人)を対象にメディカルチェック(主催/太田市野球連盟▽協賛/読売新聞社太田地区会、太田市接骨師会、大学体育連合関東支部)を行った。
平成17年以来、7年目となる今回も、スポーツドクターの指導のもと、大学教授や柔道整復師、理学療法士、同連盟役員ら総勢80人が身体測定や肘・肩関節の可動域、筋柔軟性、関節内部のエコー検査など8項目のチェックを行った。また、関東学園大学・天野勝弘准教授と同学生らによる投球・打撃動作解析用ビデオ撮影や姿勢・重心バランス測定なども実施された。チェック終了後、判定結果の説明や練習時の留意事項などを、子どもたちと各保護者に直接伝えた。同連盟関係者は「どのジュニアスポーツにおいてもオーバーユースによるスポーツ障害が問題になっている。成長期にある子供たちの身体に悪影響が出ていないか科学的に確認することが重要。このメディカルチェックの結果を踏まえ、太田市野球連盟では3年前から投手の投球回数制限(2日間で10回迄)や指導者認定制度(認定証の無い指導者はベンチ入り不可)などを導入してきたが、今ではどのチームにも複数のバッテリーが養成されているなど確実にその成果が現れてきている。今後は、各チームの監督とも話し合いをしながら、投球数を制限することも検討している」と話す。
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