北信越五県で開催された「2012高校総体(インターハイ)」で、空手道男子個人形・準優勝の西内尊(にしうち・みこと、太田藪塚本町中ー前橋工3年)。9月29日から行われている「ぎふ清流国体」へ群馬県代表として出場、インターハイを振り返りながら、国体への意気込みを聞いた。
春の全国選抜空手道大会団体形で準優勝、インターハイ個人形で準優勝と、全国2大会連続で表彰台に上がっている。西内は「昨年は出場するだけで終わってしまったが、その経験があったから準優勝につながったと思っている。高校最後の大会と思いながら、今までやってきたことを出すだけで臨んだ。準優勝だったが、それ以上にたくさんの先生から声をかけてもらいうれしかった」とインターハイを振り返る。
【インターハイの結果】
(2回戦)○5ー0●車地泰治(広島・呉港高)
(3回戦)○4ー1●秋山達哉(新潟・上越総合技術高)
(4回戦)○4ー1●福山博貴(熊本・九州学院高)
(5回戦)○3ー2●早津 陸(東京・世田谷学園)
(準決勝)○3ー2●西山 走(岡山・おかやま山陽高)
(決 勝)●0ー7○久保弘樹(大阪・大阪学芸高)
高校最後の国体での活躍が期待されていることに「国体は優勝と周りから言われているが、高校3年間同じ練習を積み重ねてきたので、いつも通り、楽しく、思いっきり、のびのびと演武をするだけ」と意気込みを語る。空手道は10月6日から多治見市総合体育館で行われる。
西内くんを初めて取材した1年前から比べると「心身共にずいぶん成長したな」と今回の取材で感じた。「昨年のインターハイは何も考えず、ただ出場しただけで終わってしまった」と反省から一念発起し、努力を惜しまず練習に励んできた。その結果、ジュニアナショナルチーム選手の(5回戦の)早津と(準決勝の)西山両選手を接戦の末、破り決勝へと進んだ。(決勝の)久保選手もジュニアナショナルチーム選手。
全国では目立たなかった西内くんも、春の全国選抜から注目される選手へと成長した。小・中学生の頃は無名の選手でも、本人の努力と家族や周りの協力によって、全国の表彰台に上れることを証明した西内くん。国体は2回戦からの出場で、3回戦は開催地・岐阜代表の選手と対戦に「初戦の入りも大切だけど、3回戦が一番の山場なので集中したい」と西内くん。国体での活躍が楽しみである。【by-ガンバのおばちゃん】
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