北信越五県で開催された「2012高校総体(インターハイ)」で、陸上女子1500メートル3位の武田志帆(常磐3年)が現在、岐阜県内各地で9月29日から行われている「ぎふ清流国体」へ群馬県代表として出場する。インターハイを振り返りながら、国体への意気込みを聞いた。
今年もインターハイ1500メートル決勝で、自身の持つ群馬県高校記録を更新し、日本高校女子歴代5位の4分16秒61を記録。2年連続3位入賞の武田は「昨年は1500メートルの予選・決勝を走って安心してしまい、次の3000メートルはレースにならなかった。この一年間はインターハイ3000メートル決勝まで勝負できる体力作りを心掛けた結果、2種目とも自己記録を更新することができた」と話す。
※小林祐梨子(須磨学園高ー豊田自動織機)が2006年9月に記録した4分7秒86が日本高校女子歴代1位で、日本女子歴代1位の記録でもある。
国体での目標を聞くと「国体は3000メートルのみなので集中して走ることができる。県高校記録の1500メートルには自分の名前があるので3000メートルにも自分の名前を刻みたい。目標は9分8秒を切る走りを目指します」と笑顔で応えた。武田の先輩である後閑美由紀(常磐ー豊田自動織機)が、昨年の国体で記録した9分8秒46が、現在の県高校3000メートル記録である。陸上は10月5日から岐阜メモリアルセンター長良川競技場(岐阜市)で開かれ、常磐高からは武田と小林由佳(写真右、少年女子B1500メートル)が出場する。
国体が終わるとトラックレースから駅伝の季節となる。全国高校駅伝大会12年連続出場の常磐高。主将としてチームを牽引する武田は「先輩たちが築いた歴史を崩すわけにはいかない。泣いても笑っても、高校での陸上はあと3ヶ月なので頑張ります」とプレッシャーを感じているという。指導する高木雅和監督は「12年積み重ねてきても、ここで全国出場を逃したら、一からのスタートとなる。選手たちにとってはプレッシャーだよね」と。その言葉に重みを感じた。【by-ガンバのおばちゃん】
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