太田市出身でプロボクシング日本フェザー級王者の天笠尚(山上ジム)の凱旋チャリティーマッチが8月10日(土)太田市運動公園市民体育館で行われた。会場には、清水聖義太田市長をはじめ、地元後援会関係者や多くの市民が「痩身の暗殺者」と異名をとる日本王者・天笠の試合を一目見ようと詰めかけた。
対戦相手は、元ランカーのズリカンナン選手(レイスポーツ)。接近戦を得意とするハードパンチャーだ。試合は中盤から激しい打ち合いとなり、ズリの突進に戸惑う場面もあったが、8回1分49秒、天笠が得意の連打でTKO勝利をおさめた。
試合後、天笠は「状態が良かっただけに情けない。もっといい勝ち方を見せたかった」と悔しさをにじませた。これまで4度の日本王座防衛を果たしている天笠。その眼差しは、次なる目標「東洋タイトル」をしっかりと捉えているのだろう。
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