国営海の中道海浜公園クロスカントリーコースで「第28回福岡国際クロスカントリー大会(兼)第12回アジアクロスカントリー選手権大会(2月22日)」が行われ、ジュニア女子6キロに出場した小林由佳(常磐2年)が、トップを走る野添佑莉(神村学園)をゴール前の直線で捕らえ、そのままゴールテープを切り、20分25秒で優勝した。また、岡本春美(常磐1年)も2回の転倒がありながら7位入賞を果たした。
優勝した小林は「大会2週間前に急遽、JAPANのユニフォームで出場することになり、嬉しい反面プレッシャーもあった。先頭との距離が2周目まで離れていたので、『このまま2位で終わってしまうのかな?』と思っていたら、徐々に差が縮まり、『もう少し頑張れば優勝できるのでは?』と思い、ラスト頑張りました」と大会を振り返る。
指導する高木雅一監督は「小林は全国高校駅伝や都道府県女子駅伝で重要な区間を見事走りきり、その実力が認められ、日本代表として走ることになった。誰よりも負けたくない気持ちが勝り、優勝につながったと感じている。岡本も2回も転倒しながら7位入賞は評価したい」と話す。
高木監督が言うように、全国高校駅伝では2区を走り区間2位(8人抜き)でチームは7位入賞。都道府県女子駅伝では社会人や大学生区間を走り区間3位(8人抜き)でチーム群馬を2位と、両大会の立役者と言っても過言でない活躍をみせてくれた。今回の福岡国際クロカンも調子の良さをみせてくれた大会だった。これからトラックレースが始まり、高校生活最後の小林の走りに注目したい。また、高木監督は「高校総体では一校3名の枠しかないので、選手を決めるのも難しくなっている」と。高校総体前から部内で熾烈な戦いが始まっている。【by-ガンバのおばちゃん】
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