東京・代々木第2体育館で「明治乳業杯全日本選抜レスリング選手権大会(6月14日〜15日)」が行われ、本県からも多くの選手が参加した。優勝候補として注目される松本篤史(フリースタイル86キロ級、千代田ジュニアー館林高ー日体大ーALSOK)は、準決勝で赤熊猶弥(自衛隊)に苦戦を強いられ11ー10の1ポイント差で薄氷勝利。
決勝では宿敵・松本真也(警視庁)を3ー1で下し見事優勝を飾った。松本篤史は、昨年12月の天皇杯に続く優勝となり、その成績を評価され世界選手権日本代表に選ばれた。また、篤史の兄でロンドン五輪銅メダリストの松本隆太郎(グレコローマンスタイル66キロ級、千代田ジュニアー館林高ー日体大ー群馬ヤクルト販売)は、階級を66キロ級に上げてから、同級王者・音泉秀幸(ALSOK)に優勝を阻まれていたが、今大会では決勝、プレーオフ共に8ー0のテクニカルフォールで圧勝し2階級制覇を達成。兄もアジア大会日本代表に選出された。この松本兄弟と同じ千代田ジュニア出身の木村安里(55キロ級、千代田ジュニアー西邑楽高ー群馬大2年)は、3位決定戦で接戦を制し、第3位に入賞。アジアジュニア銅メダルの鈴木紅夏(63キロ級、太田倶楽部ー太田商ー東洋大2年)は、3位決定戦で惜しくも敗れた。
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