世界22の国と地域から171名の選手が参加し「スズキワールドカップ2015第26回世界エアロビック選手権大会(4月4・5日)」が東京都大田区立総合体育館で行われた。
SKJエアロビックアスリートクラブ(=SKJ)の10選手が日本代表として出場。AG2(15~17歳)女子シングル部門の北爪凜々(市太田高3年)は、今大会もユース部門で唯一の20点をマークし3連覇。AG1(12~14歳)の優勝を含め通算5連覇を果たし、ユース部門最後の大会で有終の美を飾った。
また、AG1女子シングルの金子実楓(藪塚本町中2年)とAG1トリオの金子・田中柚稀(藪塚本町中2年)・矢羽々朱梨(宝泉中2年)組は大会初出場で初優勝を飾った。そのほかシニア(18歳~)男子シングル部門は世界の強豪選手が出場し、ハイレベルな戦いに、昨年優勝した斉藤瑞己(群馬大)は、21.5点の高得点ながら、0.05点及ばず3位。AG2トリオの北爪・小俣悠里(太田東高3年)・大島瑞姫(藪塚本町中3年)組が2位、AG1男子シングルの萩本祥陽(毛里田中2年)が3位となり、SKJ所属の8選手が表彰台にあがった。
得点伸びず、悔し涙!北爪凜々
北爪は「トリオは優勝した中国男子選手のダイナミックな演技には及ばず、2位は納得。しかし、シングルは21点を目標に練習してきたが、本番で気負いすぎて得点が伸びなかった。優勝はできたものの、得点が目標に届かず悔しい」と優勝したにも関わらず、悔し涙を流した。
SKJの杉原良依代表は「斉藤は大学受験や環境の変化もあり、大会前は調子が上がらず、技も決められずにいた。しかし、大会に入ってからモチベーションをあげ、周囲は2連覇を期待していたが、大会までの過程を考えると本人も納得の3位。金子は初出場ながら、物怖じせず、元気よく演技ができた。北爪はユース最後の大会で空回りしてしまったようだが、次からシニアに上がるので、ここからが北爪の真価が問われることになるでしょう」と大会を振り返った。