国民体育大会「2015紀の国わかやま国体」の陸上競技(10/2〜6・和歌山市紀三井寺公園陸上競技場)少年女子共通棒高跳びに出場した諸田実咲(太田女高2年)が3メートル75で優勝した。
諸田は「昨秋から故障していて、なかなか思うような結果を出せずにいた。国体では記録よりもまずは順位=優勝を目指して臨んだ。まずは1本目の3メートル60をクリアできたので、一気に緊張がほぐれ、自信をもって跳ぶことができた。今回の記録(3m75)は満足していないが、今まで苦しんできた分のご褒美として優勝をいただきました」と話す。
今後の目標を聞くと「国体の良い流れを持続させ、自己ベスト(3メートル90を更新し、4メートル台にのせたい」と意気込む。
日本ユースで2位に!
愛知県名古屋市・瑞穂公園陸上競技場で「JOCジュニアオリンピックカップ第9回日本ユース陸上競技選手権大会(10月16日〜18日)」の棒高跳びで3メートル80(=大会新)を跳び2位になった諸田。国体時のポールよりも長いポールを使用して大会に臨み、国体時よりもまた一歩前進。冬のトレーニングで目標の4メートル台を跳ぶ日が待ち遠しい。 ※優勝者も同じ3m80だったが、試技数で順位が確定のため、諸田は2位となった。
諸田は国体で肩を痛めて、JOCジュニアオリンピック・カップの棒高跳の出場が微妙だった。しかし、大会前に本人と話しをしたときに、「国体の気持ちが持続しているときに棄権は絶対にしたくないので、誰が何と言っても、私は出場する!」と。1年近くも跳べなかった苦しみから、やっと跳べるようになった喜びが勝っていたに違いない。JOCでもきちんと結果を残せたことは、今後の大会に繋がってくると思う。【by-ガンバのおばちゃん】