京都市西京極総合運動公園陸上競技場を発着点に「(女子)第27回全国高等学校駅伝競走大会(昨年12月20日)」が行われ、県代表として16年連続16回目出場の常磐が1時間7分46秒で過去最高の準優勝を果たした。
1区の岡本春美(3年)は、エースが集まる区間で5位。2区の樺沢和佳奈(2年)が区間2位で順位を2つ上げ、3区・小指有未(3年)が4位で4区・新井茉奈(同)につなぐと区間2位走りで2位に浮上、アンカー米谷結希(3年)が一時はトップにたち、区間2位の走りを見せたが、4位から追い上げてきた世羅高(広島)に逆転を許し、2位でゴールテープを切った。
高木雅一監督は「今年こそは!と挑んだ大会だったが、まだお前には優勝監督は早い、まだまだ頑張れよといわれているような気がする。初出場したときは28位、出場しただけで満足してしまった。今の練習で良いのか?と思い、当時、駅伝や長距離は西日本が強かったこともあり、自費で強豪校の練習を見て回った。そして、良いところを取り入れ、自分もトレーニング方法を一から勉強し、今の練習方法にたどり着いた」と話す。
主将の米谷は「昨年は優勝候補といわれていたが3位で終わり、自分はメンバー入りも果たせず、その時点で自分には何が足りないのかを考えさせられた。日頃、高木監督から生活の延長線上に競技があり、きちんとした生活態度が走りに反映されるといわれ、日頃の生活習慣や学校生活を見直した。そして、高校最後の大会でアンカー区間を任せてもらえたが、先輩から託された優勝は叶わなかった。全員が自分の力を出し切った結果が全国2位。優勝は後輩に託したい」と振り返った。
5人全員が区間賞で完全優勝!県高校新人駅伝
前橋市の県立敷島公園陸上競技場周辺コースで行われた「平成27年度県高等学校新人駅伝競走大会(1月16日)」。常磐は翌日(17日)の全国都道府県対抗女子駅伝のため、エースの樺沢和佳奈を欠きながら、5人全員(飯野亜美、坂尻有花、橋屋真帆、高橋美優、嶋田実久)が区間賞を獲得し、2位に2分41秒の差をつけ、51分59秒で2年連続10回目の優勝を飾った。また、2区の坂尻有花(1年)が区間記録を更新した。