太田市社会教育総合センターで、1月22日午後7時から、シドニー五輪柔道100キロ級金メダリストで、現全日本柔道連盟男子ナショナルチーム監督の井上康生氏(東海大学体育学部准教授)と、同連盟や日本オリンピック委員会で各種の委員を務める木村昌彦氏(横浜国立大学教育人間科学部教授)を講師に迎え、太田市体育協会合併10周年記念事業スポーツ講演会「柔道から学んだ大切なこと」(主催・太田市体育協会/共催・太田市文化スポーツ振興財団)が行われた。
講演会は、木村氏が質問を投げかけ、井上氏がそれに答えるという形式で進行。現役時代から親交のある木村氏ならではの問いや想定外の質問に、井上氏が返答に困る場面もあり、凡そ350名が訪れた会場を大いに沸かせた。
最後に井上氏が「日本から始まった柔道、最強かつ最高の選手を育成し『日本柔道ここにあり!』を見せつけたい。目標は、出場7階級全てで金メダルを獲得すること」とリオ五輪への意気込みを力強く語ると、会場から一際大きな拍手が湧き上がった。