東京・秩父宮ラグビー場で11日、日本ラグビートップリーグの決勝戦が行われ、パナソニックワイルドナイツが、3季連続Vを狙うサントリーサンゴリアスを45−22の大差で下し、3季ぶり2度目の優勝を飾った。試合は前半5分、パナソニックがWTB山田章仁のトライなどで先制したが、持ち前の攻撃的ラグビーを展開するサントリーが真壁、フーリ、有賀のトライなどで逆転に成功、16−19とサントリーリードで折り返した。後半9分、パナソニック山田が中央に逆転のトライを決めると試合の流れは一気にパナソニックへと傾いた。パナソニックの堅い守りに思いどおりの展開ができず焦るサントリーは、自陣でのペナルティーを繰り返し、パナソニックSOベリック・バーンズに次々とPGを決められ更にリードを広げられた。後半37分には、パナソニックFB三宅敬が駄目押しのトライ、最後はバーンズがこの試合30得点目となるPGを決めてオフサイド。パナソニックが青いユニフォームでのトップリーグ初優勝を飾った。この試合のMVPには、パナソニックWTB山田章仁。トップリーグ年間MVPには、パナソニックSOベリック・バーンズが選ばれた。